おじぷの告白
4月のとある日曜日の夜。食卓にて。
おじぷ「ちょっと話があるんだけど・・・」
私「何?リストラでもされた?」
こういうときはほとんどの場合、良い話ではない。
おじぷ「ライザップに通おうかと思ってるんだけど・・・」
私「はぁ?エドはるみに影響されたの?まずは腹筋マシーンを1ヵ月続けてからまた相談して!」
おじぷはアラフォーなのに、いまだによく食べる。
その上、発泡酒を毎晩3缶飲んでいて、お腹がぷにぷにぽよんぽよん。
身長も高くないので、くまさんみたいな体型を気にしていた。
痩せたいという願望はあるようで、腹筋マシーンを購入したものの、未開封のまましばらく放置されている。
おじぷ「違うよ。ダイエットじゃなくて、ライザップイングリッシュだよ。」
私「!!!!!」
おじぷ曰く、今後会社でキャリアアップをするにはTOEICの点数が必要不可欠らしい。
理想は700点以上だけれど、600点はないと、おじぷの昇格や昇給にも影響してくるとのこと。
おじぷは意外にバイタリティーがあるんだなぁと感心していると、
既にライザップイングリッシュで説明を聞いてきたおじぷは、もらった資料を広げ、必死に私に営業トークをしてくる。
この家の財務大臣は私だからである。
おじぷ「1年間某有名な英会話スクールに通ってもこのくらいの値段するよ。どうせやるんだったら長期的にだらだらやるんじゃなくって、短期間でバシッと決めたい!」
私「いやダメだよ。おじぷは絶対無理だよ。」
基本的におじぷは、物事を継続するのが苦手である。
今まで何度となく「明日からランニングする。」「明日から掃除がんばる。」「明日から〇〇。」という実行できない決断事を聞いてきた。
その口先だけの性格に私が呆れ果てていることは、おじぷも充分理解していた。
いつもならここで引き下がるおじぷ。
今日はいつもより熱量が高い。
なかなか引き下がらなく、しつこい、めんどい。
そこで私は、おじぷの覚悟を確かめるための提案をする。
私「じゃあさ、明日から1ヵ月間、毎晩1時間勉強できたらいいよ。」
おじぷ「でも次のTOEICが7月にあるし、ライザップの定員も多いみたいだから、早く申し込まないと間に合わないんだよ!」
私「別に7月じゃなくても次回でもいいじゃん。」
おじぷ「7月がいい!それにライザップイングリッシュも30日間全額返金保障があるんだよ!もし俺が全然ダメそうだったら、無条件で返金してくれるって。」
え、そうなんだ。。なかなかやるなぁライザップ。。
そうとう自信あるんだな。。それならいいかも。。
と、おじぷの営業トークに少しのせられつつ、
私「じゃあさ、明日の月曜~木曜日まで毎晩勉強できたら、金曜日に申し込んでいいよ。」
おじぷ「いいの!?やったーーー\(^O^)/」
どうせ今だけハイなのであって、今週中に熱が冷めるだろうと、正直このとき思っていた。
しかし、おじぷは夕食毎に飲んでいる発泡酒をやめ(勉強後に飲んでいたけど)、
月曜から木曜の22~23時の間、(一緒に)勉強を継続し続けた。
勉強に使った教材のタイトルは「中学・高校の基礎英語」。
そう、おじぷは中学・高校とあまり勉強をせず、高校を卒業したらすぐ就職したため、
あまりにも英語の基礎ができていないのであった。
なんやかんや約束を果たしたおじぷは、金曜日にライザップイングリッシュに行き、申し込みを済ませてきた。
あの塾にも通ったことのなく、勉強嫌いなおじぷが、本当に通い続けることができるのだろうか・・・。
そんなおじぷを応援(監視)していきたいと思います。
よろしくお願いします^^